UnityプロジェクトをiPhoneにビルドする
こんにちは
今回はUnityで制作したプロジェクトをiOS(今回はiPhone)向けにビルドする方法を紹介します。
環境
M1 MacBookAir (8Core CPU/GPU, RAM 16GB)
iPhone12 mini
Unity 2021.3.0f1(AppleSilicon)
Xcode Ver13.3.1
1, 準備
UnityでiOS向けにビルドするには[iOS Build Support]というモジュールが必要です。
UnityHubを開いてUnityのバージョンとパスの下にiOSの表記があればOKです!
もし無い場合は右の歯車マークからモジュールを追加してください。
2, Unityでの操作
2.1 ビルド用プロジェクトを作る
今回はビルドができれば良いので、テキトーに[Plane]と[Cube]だけ配置します。こんな感じ。
2.2 プラットフォームの変更
さてここからビルドに入っていきます。
[File]→[BuildSettings]からiOSを選択して[SwitchPlatform]します。
2.3 ビルド
画面が切り替わったら[Build]ボタンが出てきますのでそちらを押します。
保存先を決めたら[Choose]を押してビルド開始です。ここまででUnityの操作は完了です。
3, Xcodeでの操作
3.1 Xcodeの起動
ビルドが完了したら先ほど保存先に設定したフォルダを見てみましょう。
なんだかたくさんのファイルがあると思いますが、拡張子が.xcodeprojのファイルがあると思いますのでそれを探してみてください。
そのファイルをダブルクリックするとXcodeが起動します。
3.2 MacとiPhoneを接続する
ここからはXcodeでの操作になります。
デプロイしたいiPhoneをMacにUSBケーブルで接続してから、以下の画像の場所をクリック。そうすると接続したiPhoneが選択できるようになっているはずなので、対象のデバイスを選択します。
ぼくの場合はMy iPhone12miniを選択します。
3.3 Xcode側での設定
画面左Unity-iPhoneをクリックし、TARGETSの一番上を選択して[Signing & Capabilities]の設定を行っていきます。
[Automatically manage signing]のチェックを入れます。チェックを入れるとダイアログが出ますので[Enable Automatic]をクリック。
次にTeamの設定を行います。
初めて設定する時は[AddAccount]のボタンが出ていると思います。ボタンを押して自分のAppleIDでログインします。既にアカウントの登録が済んでいる場合は自分のアカウントを選択すればOKです。
この時、[Status]のところに[Failed to register bundle identifier]や[No profiles for ‘xx.xx.xx’ were found]のようなエラーが出ていることがあります。この場合は[Bundle identifier]を少し変えることで解決するようです。
ぼくは作成時の日付を足してみたら解決しました。
3.4 実行!
ここまでできたら画面左上にある再生ボタンを押してみましょう!
初めてビルドする場合は[Could not launch "Project Name"]というダイアログが出ると思います。この場合は、iPhone側でデベロッパの許可をしてあげる必要があります。
設定 → 一般 → VPNとデバイス管理 → デベロッパAPP の項目から先ほど設定したアカウントを信頼する設定に変えましょう。
ここまでうまく設定ができているとiPhoneにしっかりビルドできていると思います!
今回は以上です、おつかれさまでした!